飯塚市 側弯症の治療方法
2018-08-18
【思春期に多い側弯症】
側弯症とは、脊柱が側方に曲がってしまい、ねじれも加わってしまう症状です。
わかりやすくいうと、背骨が左右に曲がってねじれてしまう症状です。
小学校の身体検査で背骨の曲がりを調べる検査がありますが、あれは側弯症を調べる検査です。
小さいころから背骨が曲がることが多いので、小学校の身体測定に取り入れていると言われています。
側弯症は思春期に多い症状であり、特に思春期の女の子に多いと言われています。
思春期側弯症といい、小学校高学年から中学校くらいに発症することが多いと言われています。
側弯症には3つの種類があり、特別な原因がなく発症する「特発性側弯」や、生まれつき背骨が曲がっている「先天性側弯」、病気により発生してしまう「病原性側弯」があります。
中でも、思春期に起きる特発性側弯が最も多いと言われています。
側弯症は背骨が曲がったりねじれてしまう症状ですが、一般的にはコブ角という弯曲の度合いにより診察します。
この際、一般的な曲がり程度であれば問題ないのですが、曲がりの角度が20度を超えてしまうと注意が必要となります。
ほとんどの側弯症の場合、神経系に異常がない側弯症です。
そのため、痛みを感じないので側弯症の発症に気が付かない場合もあります。
側弯症のほとんどが自然治癒がむずかしいと言われており、ごくまれに乳児期に発生した側弯症の場合自然治癒することもあると言われています。
側弯症というのは軽度な状態であれば問題ありませんが、重度となってしまうと神経や内臓に負担をかけてしまうこともあります。
軽度の状態で治療を行い、悪化させないことが大事となります。
側弯症の診察は、レントゲンヤ立位検査、前屈検査などを行って診察します。
痛い検査はしませんので、お子さんでも気軽に診察を受けることができます。
【側弯症の治療方法】
側弯症は、完治がむずかしい症状です。
そのため、症状が悪化していかないよう、以下のような治療方法を行っていきます。
・経過観察
側弯状態が20~25度の軽い側弯状態の場合は、進行するかどうかが判断付きません。
そのため、経過観察を行っていきます。
3~6か月ごとに専門医に診てもらい、経過観察で症状を見守っていきます。
・装具治療
側弯所帯が25~40度の軽度の側弯症の場合は、側弯の進行が心配されるので装具療法を行っていきます。
基本的に常に装具しないといけなく、お子さんは大変な思いをしてしまいます。
しかし症状を悪化させないためには必要なケアなので、納得してもらい装具を付けてもらいましょう。
つけ方や治療効果は、その人の側弯状態により異なります。
・手術療法
側弯状態がひどい場合やまっすぐにしたい場合は、手術療法となります。
手術後2~3週間程度で退院ができ、その翌日から通学が可能です。
いかがでしたでしょうか。
側弯症になったお子さんは、かわいそうですよね。
まわりの大人の判断により良い結果にすることも可能ですので、日ごろから注意してお子さんを観察するようにしましょう。
飯塚市 側弯症の治療方法なら、「いとう治療院」にお任せください。