飯塚市 起立性調節障害
2017-11-04
起立性調節障害
朝どうしても起きらず、学校に登校できない。そのため学校も休みがちになる。朝はだめだけど、夕方になると元気になる。これらの症状は、「起立性調節障害」の可能性があります。小学生、中学生を中心に思春期の子供に多い病気です。体が急速に発達する思春期に自律神経のアンバランスによって発症します。
夜遅くまでテレビやゲームで遊んでいるのに、朝は頭痛で起きられない。こんな様子から、怠け者、さぼり病と誤解されがちで、なかなか周囲から理解が得られないことが特徴です。
★ 「起立性調節障害」の症状
◎朝、起きられず、午前中、調子が悪い。
朝、起きようとしても体を起こすことができない。体がだるくて動かないという状態です。
起立性調節障害では午前中、交感神経の働き悪く、活動性が低下してしまいます。
◎夜、なかなか寝付けない。
午前中に働かなかった交感神経が夜になると活発になり眠れない症状が出てきます。
そのため翌朝は睡眠不足のため起きられず、悪循環となり睡眠のリズムが崩れてしまいます。
◎立ちくらみやめまいを起こしやすい。
立っている時に、下半身に血が下がり脳の血流が不足することにより脳貧血の状態になります。急に立ち上がった時に目の前が暗くなります。午前中に多く、失神してしまうこともあります。起立性調節障害の代表的な症状のひとつです。
◎倦怠感
疲れやすく、いつも疲れた状態です。このような症状が数週間、数カ月間続くこともあります。体が重だるい症状は午前中に強く、午後になると調子が良くなります。
◎乗り物しやすい。
朝、家族が起こそうとする時、強くゆすることでめまいを引き起こすこともあり注意が必要です。ひどい時は、嘔吐することもあります。
◎立っている時や、立ち上がった時に気落ちが悪くなったり失神することがあります。
気分が悪くなり倒れそうになったりします。冷や汗や動悸を伴うこともあります。
◎イライラ感、集中力の低下
午前中は頭が回らず、思考力が低下して考えがまとまらなくなります。午後は回復するのですが、学習が遅れる事でイライラ感が募ってしまいます。
◎そのほか
顔色が青白い、食欲不振、腹痛、動悸・息切れなどの症状が出る事もあります。
★「起立性障害」を起こす原因
起立性調節障害は、自律神経のアンバランス、ストレスなどが主な原因となって発症します。
交感神経は人間が活発に活動する時に働く神経です。朝になると交感神経が優位になり活動する準備をします。夜になると副交感神経が優位になり体を休める働きをします。
ところがこのバランスが崩れてしまうと、朝起きられず活動が低下し、逆に夜になっても寝付けないという状態になるのです。
また、自律神経は、臓器や血管の働きをコントロールしていて、血圧の調整も行っています。
人が起立すると血液は重力の関係で下方に下がってしまいますが、自律神経の働きで、静脈
を収縮させて頭に一定量の血液を確保しています。ところが自律神経の働き悪くなってい
ると、血液は下に下がり全身に血液が行き渡らず立ちくらみ、吐き気などの症状を起こして
しまうのです。
また、思春期の子供たちは、学校の友人との人間関係や学校の成績、さらには親子関係など
様々なストレスがあります。それにより、症状を悪化させることもあります。
★「起立性調節障害」の対処法
起立性調節障害の原因は、自律神経の乱れです。
対処療法よりも根本的な改善が必要です。重症化してしまうと精神障害を併発してしまう可能性もあり、早めの対処が必要です。
自律神経が乱れる原因は、骨盤の歪み、悪い姿勢、背骨のズレ、精神的な不安などが考えられます。是非、早めに整体、接骨院などで相談してみてください。
飯塚市 起立性調節障害なら、「いとう治療院」にお任せください。