飯塚市 側弯症
2016-02-04
側弯症を正しく理解して適切な治療を
脊柱側湾症というのは背骨が横に曲がってしまう症状で、極端に肩の高さが違ったり体が明らかに捻じれていたりすることもあります。
特に、成長期にある子供に多い症状で治療せずにそのまま放置していると大人になっても改善しないで曲がったままになる可能性があります。
また、ぎっくり腰・慢性腰痛・呼吸器疾患などを引き起こしてしまうこともあります。
一口に脊柱側湾症と言っても様々な種類があります。
痛みや姿勢不良などで一時的に体が傾いて痛みなどが解消すると元に戻る機能性側弯、機能性側弯と違って一時的でなく戻らなくなってしまう構築性側弯、生まれつき脊柱の変形などがあり成長とともに側湾する先天性側弯があります。
また、原因は分からないけど側弯全体の8割を占めているもので、成長期に急激に側弯が進行するする特発性側弯もあります。
その他、神経機能がマヒして筋肉が正常に働かなくなって側弯する神経原性側弯、筋ジストロフィーなど筋肉の病気による筋原性側弯もあります。
基本的に自覚症状はありませんが、慢性化すると先に触れたように腰痛やぎっくり腰などになりやすくなります。
また脊柱の側湾に伴い内臓自体も捻じれてしまうので内臓疾患の心配がありますし、首の骨も捻じれるので自律神経のバランスが乱れて、落ち着かなかったり精神的不安定・発達障害などの症状が起こったりする可能性もあります。
それから原因ですが西洋医学的には明確に分かっていません。
ただ、東洋医学の見解としては骨格の歪みが関係していると考えられています。
西洋医学による治療としては、成長期なら側弯が20度~25度の軽度の場合には経過観察を続けて特別治療をしませんが、側弯が25度~40度の場合は装具療法を行います。
成人は30度~35度の側弯なら問題ないと判断されて、35度以上の側弯では手術になります。
一方、東洋医学の整体による治療は、どのような種類であっても側弯している背骨だけ治しても治るわけではないので施術により全身の調整をして体の構造を治していきます。
これは、人間の体は全てつながっていて背骨の捻じれが全身に影響するという考え方に基づくもので、全身の整体が側弯改善のカギになるのです。
西洋医学・東洋医学いずれにしても、しっかりとした治療を受けることが大事になります。
また脊柱が側弯しないように予防を心がけることも大切です。
予防方法としては、日常生活における悪い癖を正すことがひとつです。
実は筋肉の力が抜けている時に骨は歪むので日常生活の悪い癖は恰好の餌食になるので、姿勢も重要ですが片足荷重・足組み・寄りかかったような座り方・片肘をつくなどの悪い癖を改善することが大切です。
もう一つの予防法は体を動かすことです。
実は体が歪んでも動かすことにより歪みがリセットされることも少なくないのです。
ウォーキングも良いですができる限り体を大きく動かす体操の方が効果的なので、子供の場合は思いっきり遊ばせることも予防につながります。
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