飯塚市 足底筋膜炎の根本的な原因
2018-09-29
足底筋膜炎の根本原因は姿勢の崩れと重心の傾き
足底筋膜炎は足底腱膜炎や踵骨棘ともいわれていて、踵骨足底部に疼痛がある変性疾患で比較的中年の男性に多くみられます。
起床時の第一歩で痛みを感じるのですが極短時間で消失してしまうという特徴を持っているのですが、中には歩行によって疼痛が増悪することもあるのです。
また踵骨足底部前内側の足底腱膜の付着部に圧痛があって、軽度ですが腫張を認めることもあります。
それから、踵骨足底部に骨棘の形成があることも多くて、それが疼痛の原因になると言われることもありますが、足底屈筋群の付着部の炎症が疼痛の原因で骨棘は変性に対する修復結果です。
実は、骨棘があっても無症状なことも多いですし、疼痛が消失したとしても骨棘の大きさに変化がありません。
腱膜様部分が経年的な変性で微少な断裂を起こすのが疼痛の原因で、就寝中に再癒合した微小断裂部位が、起床して歩行をすることで引っ張られ再断裂し痛みを生じるために、毎朝疼痛をくり返すのです。
足底筋膜炎の治療は、鎮痛消炎剤の貼り薬や軟膏、クリームなどが用いられますが朝の第一歩の激痛を止める効果はほとんど見られません。
歩行により疼痛が増悪する場合には、NSAIDsを投与したりステロイドと局麻剤の局所注入をしたりしますが効果は限定的で効果を確認しながら行うのです。
また、温熱療法やジアテルミー、マッサージなども行われますが効果は短期間限定的で、自身で実施するストレッチ体操の方が効果的と言えます。
それから手術の適用は、大半が数ヶ月から長くても3年以内に自然寛解するので、非常に限られるケースです。
整形外科などの病院に行くと、このような処置で終わることが多くて、姿勢や重心のバランスまで調整してくれるケースはあません。
その為、軽い症状の場合は一般的な整形外科での治療で痛みが改善される場合もありますが、まだ痛みが残っている、痛みが引かない、痛みが強くなったなど悩まれている方も少なくないです。
足底筋膜炎の根本的な原因は、姿勢の崩れと重心の傾きで、予防・再発防止ためには姿勢の改善と重心の調整が重要と考えられます。
姿勢が崩れると背骨が傾き片方の骨盤が開いてしまうことにより体の重心が傾いて、どうしても片方の足裏に体重がかかってしまうのです。
その為、足裏を支えている足底筋膜が引き伸ばされて、無理な緊張状態が継続することで足底筋膜に負担がかかって、結果として強い痛みが発生するのです。
ですから、姿勢が悪く重心が傾いていると発症してしまいますし、痛みが改善しても姿勢が悪いままで重心が傾いた状態では、片方の足裏に体重が集中して負担がかかり再発してしまいます。
また、痛みを生じている足をかばって生活することにより姿勢が悪くなって重心が傾いてしまうと、腰や膝など他の部位にも痛みが発生する可能性があるのです。
このことからも理解できるように、姿勢を整えて重心を中心に調整して左右のバランスを整えることが、予防や再発防止につながると言えます。
つまり、姿勢と重心の位置を整えて痛みのある足底筋膜にアプローチすることで、症状の改善と共に再発しづらい体づくりができるということです。
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※あくまで豆知識であり、内容について保証するものではありません。