飯塚市 起立性調節障害とストレスの関係
2019-01-05
【子供の病気「起立性調節障害」に目を向けよう】
起立性調節障害とは、思春期の子供に起きてしまう調節障害です。
思春期によくある以下の症状は、もしかしたら起立性調節障害かもしれません。
・朝起きることができない
・立ちくらみを起こし
・全身倦怠感
・食欲不振で食欲がない
・立っているだけで気分が悪くなってしまう
・失神発作で倒れてしまう
・動悸や息切れが発生してしまう
・頭痛がする
・夜なかなか寝付く事ができない
・イライラすることが多い
・集中力が低下して集中できない
このような症状、だらしなく自意識が足りないと思いますか?
これらが集中して起きてしまう場合は、単なるだらしないのではなく起立性調節障害の可能性があります。
起立性調節障害は、小学校高学年から中学生に発してしまう障害であり、このような朝起きれない症状やたちくらみ、めまい、頭痛、全身倦怠感などの体調不良を発してしまいます。
いわゆる、思春期に発生する障害なのです。
起立性調節障害は、一般的な診察や検査では異常は発生されません。
異常がないなら単なるだらしないだけと思うかもしれませんが、検査に異常がなくこのような症状がいくつか発生している場合は、立派な起立性調節障害なのです。
発生してしまう頻度は、思春期の子全体の5%~10%と言われており、意外に多いことがわかります。
【起立性調節障害の改善方法】
起立性調節障害は検査には全く出ない障害ですが、症状の改善方法はあります。
これらの改善方法をこまめに行っていくことで、起立性調節障害の改善へとみちびくことができます。
どのようなポイントがあるのか、以下にご紹介していきます。
・水分と塩分を摂取する
起立性調節障害の子供は、血液量が少ない傾向があります。
循環している血液の量を増やすことで、改善へとみちびくことができます。
血液量を増やすためには、水分と塩分を多く摂ることが大事となります。
目安は、食事以外に水分2リットル、食事を含めて塩分10gを摂取することです。
1日3食美味しいと思われる味の中にある塩分は約7gと言われており、これでは3gの塩分が足りないことがわかります。
その分の塩分を食事に含めたりおやつに含めることで、摂取するようにしましょう。
水分は、お茶やジュースなどで摂取をして、2リットルに近づけるようにしましょう。
美味しく摂取させれば、2リットルは楽に摂取できますよ。
・日中寝転ばせない
起立性調節障害の子供は自律神経に問題がある場合が大半であり、日中ゴロゴロと寝転がってしまう傾向があります。
ゴロゴロばかりしていると立ちあがることに意欲を出さなくなり、ゴロゴロしっぱなしになってしまうことがあります。
起立性調節障害としては良くないことですので、ゴロゴロ寝転がらないようにしましょう。どうしても横になりたい時は、上半身を上げるなど全身全てを横にならないようにしましょう。
心臓を高い位置に上げておく事で血液の循環が良くなり、自律神経の調節が上手くできるようになります。
・余計なストレスを与えない
起立性調節障害は自律神経系の病気なので、心の影響というのはとても大きくのしかかってしまいます。
ストレスは極力与えないようにし、上手く発散できるようにみちびいてあげましょう。
思春期の子はストレス発散が上手くないので、上手に発散できるようにまわりが手助けしてあげることもとても重要となります。
いかがでしたでしょうか。
起立性調節障害は、自律神経系の病気です。
だらしないと決めつけていると、症状が悪くなってしまう一方です。
起立性調節障害は本人も辛いので、一緒にわかちあって改善へとみちびくようにしましょう。
飯塚市 起立性調節障害とストレスの関係なら、「いとう治療院」にお任せください。