飯塚市 めまい
2017-10-04 [記事URL]
「めまい」には、いくつかの種類があります。
めまいを感じた経験は誰しも一度はあると思います。めまいを訴える人の数は、厚生省労働省の国民生活基礎調査によると約240万人にのぼるとも言われます。
実はめまいにはいくつかの種類がありそれぞれ原因も対処法も異なります。たかがめまいと軽く考えていると、そこに潜んでいる重大な病気を見落とすことにもなり危険です。
ここでは、めまいの種類や原因、そしてめまいが起きた時の対処法や注意点についてお伝えしたいと思います。
★めまいの種類は大きく3つに分けられます。
① 回転性めまい(ぐるぐる目が回る)
急に自分がグルグル回ったり、景色や天井などが回って見えたりします。急激な激しい発作の場合が多く、真っすぐに立っていられなくなったり、嘔吐を伴う事もあります。
ほかには、音が聞こえづらい(難聴)、耳がつまった感じ、耳鳴りがするなどの症状を伴う事もあります。
② 浮動性めまい(ふわふわ目が回る)
地に足が着かないようなフワフワした感じや、足元がフラフラして地面が揺れるような感じがします。立って居られないほどではなく、症状は軽いのですが、長時間続く傾向があります。急に、あるいは徐々に症状があらわれ、フワフワ揺れる感じや、頭痛やしびれ、運動麻痺などの神経に関係する症状を伴うことがあります。
ほかには、頭痛、顔面や手足のしびれ、運動麻痺、などの症状を伴う事もあります。
③ 立ちくらみのようなめまい(くらっとする)
急に立ち上がったときや湯船から出ようとしたときに頭がクラクラしたり、一瞬目の前が真っ暗になることがあります。失神を伴う事もあります。
★それぞれのめまいには、どのような原因があるのでしょうか。
① 回転性めまい(ぐるぐる目が回る)
人間には、身体の平衡感覚をつかさどる三半規管や前庭神経などがあります。何らかの原因でこれらの部位に障害が生じると、めまいが現れるようになります。
メニエール病や突発性難聴、前庭神経炎などの疾患の場合が多く、脳幹や小脳などの中枢神経の病気の症状として見られることもあります。
② 浮動性めまい(ふわふわ目が回る)
浮動性めまいの多くは、脳の異常が原因で起こります。
脳の障害と言っても、脳の機能が少し低下している程度ですので、脳神経外科などで検査をしても「特に異常がありません」と言われる場合も多いのが現実です。
または、長時間のコンピュータ作業による眼精疲労、肩こり、緊張性頭痛、片頭痛などにより起こります。
③ たちくらみのようなめまい(くらっとする)
立ち上がるとくらっとしたり、目の前が暗くなったりするめまいは、血圧の変動が主な原因として考えられます。ほかには、不整脈や低血圧などの心臓や血管系の病気や貧血、心因反応が原因となっていることも多いです。
★めまいの対処法と注意点。
実は多くの原因が西洋医学的には不明のままです。病院で検査をしても、なかなか異常が見つからないことが多いのです。科学的には解明されていないことも多く、東洋医学による治療も視野に入れることが症状の改善に役たつと思います。
・注意点
医療機関に行くタイミングには注意が必要です。めまいのほかにろれつが回らない、意識障害、頭痛、麻痺が現れた場合は緊急性を要しますので、救急車を呼ぶなどすみやかに受診してください。
耳の病気が原因のめまいでは、めまいが起きてから1カ月後など長い時間が経過して受診した場合では、眼振などの検査で異常を発見することができず、診断が困難なケースもあります。
★日常生活で予防できること
・ 生活のリズムを整える
充分な睡眠や適度な運動で血流を促し無理のない運動を続ける。
・ ストレスを溜めない。
心身のストレスによって自律神経のバランスが崩れると、めまいを起こしたりめまい
が悪化します。早めに休養を取るようにしましょう。
・アルコール、たばこを控える。
アルコールを飲み過ぎると、平衡感覚が低下してめまいを誘発します。また、たばこに含まれるニコチンは血管を収縮させ、一酸化炭素は血液中の酸素を奪います。耳や内耳の血行が悪くなったり酸素不足になるとめまいが起きやすくなります。
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